マナーブックを作成しました

川崎市の農業や農家さんなどについて、もっと知ってもらうためのマナーブックを作りました。イラストや写真などを使って、大人から子どもまでわかりやすい形で紹介しています。冊子は市内各所で配布もされていますが、送料をご負担いただければ(宅配便着払い)、お送りいたします。こちらからお問い合わせください。なおPDFデータのダウンロードもできます。PDFデータのダウンロードはこちらからどうぞ【→PDF


以下、内容をご紹介します。


川崎にどのくらい 「まちの畑」があるか知ってる?

 川崎市は都心に近い立地で、先端産業などの企業が多く、また最近ではタワーマンションなどが立ち並ぶ都会の住宅地というイメージがあります。しかし、その一方で豊かな自然も多く、農業も盛んに行われています。川崎は都心にある農産物の産地でもあるのです。
 川崎市の農地面積は559.2haあります。川崎市の面積(約144.35km²)に比べると約3.9%に過ぎませんが、広さ換算によく使われる東京ドームなら約120個分に相当します。商業ビルや高層マンション、住宅が広がる中に、そんなに「まちの畑」があるのは、なかなかすごいことだと思いませんか?
 川崎市の農業は、広い土地が少なく、決して農業経営がしやすい環境ではありません。しかし、都市に近いために地産地消には有利で、大型直売所などもできるなど、都市ならではの意欲的な取り組みも行われています。
 そう聞くと、ふだん見過ごしがちな近所の風景にも、よく見ると小さな農地があちこちにあることに気づくでしょう。まちの中にぽっかりできた空間。そこでは季節ごとにおいしい新鮮な野菜や果樹が作られていて、わたしたちの生活にうるおいを与えているのです。

 川崎市で採れる野菜はどんな種類のものでしょうか。市内で生産されるさまざまな農産物は「かわさきそだち」と呼ばれていますが、その内、キャベツ、ブロッコリー、トマト、ダイコンなどの野菜と、ナシ、カキなどの果樹、花きなど、組織的な生産体制が整っている農産物は「かわさき農産物ブランド品」として登録されています。
 そこで収穫量の多い品目順に並べたベスト10を紹介します。1位のナシは、多摩川梨として1650年頃から栽培が行われていたと言われています。高津区、宮前区、多摩区などで栽培され、一部では梨狩りなども行うことができます。
 また2位のトマトは、「久末のトマト」「宮前のトマト」などの品目が「かわさき農産物ブランド品」として認定されており、露地栽培やハウス栽培などでたくさん作られています。ほかにもダイコン、ジャガイモやサツマイモなどの根菜類や、キュウリやブロッコリーなどの野菜もたくさん作られています。

川崎ならではの野菜~ノラボウナと禅寺丸柿~

「ノラボウナ」は川崎市の多摩区を中心に栽培されているナバナの一種で、収穫後しおれやすいため、生産地近郊でのみ流通している川崎野菜の注目株。また「禅寺丸柿」は、鎌倉時代に麻生区近郊で発見された古い品種です。一時期市場から姿を消しましたが、近年その希少価値から人気が復活しています。いずれも「かわさき農産物ブランド品」に認定されています。