農家さんがどんな生活してるか知ってる?

 川崎で農業を行っている人はどんな人たちなのでしょうか。平成25年度の「川崎市農業実態調査」の資料から状況を見てみました。
 農業従事者の平均年齢は61.6歳で、川崎に限った現象ではありませんが、高齢化の傾向が見られます。つぎに男女比ですが、「58:42」と拮抗しています。これは女性の進出が多いわけでなく、夫婦などで行う家族経営が多いということです。ちなみに農業従事者の家族数は1,172世帯で、川崎市全体の世帯数(平成25年12月)が、679,043世帯ですから約0.17%になります。
 そしてこの農業従事世帯の93.7%は、100a未満の農地で農業を行っています。100aという広さはわかりにくいかと思いますが、東京ドームのグランド部分が130aになります。川崎は都市型農業ですから、ひとつの大きな畑ではなく、小さな土地をいくつも合わせた面積になります。全部の農地を合わせても野球グランドに満たない小規模な農地が多いかがわかります。
 こうしたデータからは、「川崎市の農家さんは、小さな農地を比較的年齢層の高い人が家族で営農している」という姿が見えてきます。

農家さんの1日(例)

 ここで紹介しているのは、収穫の多い6~7月のある1日の様子です。早朝から水やりと収穫を行います。出荷や直売がないときもありますが、そのときにも畑の管理作業は欠かせません。この管理が作物の出来を決め、収穫の違いにもなります。
 また収穫量の多い時期に作物を取り切らなければ、育ちすぎてしまい出荷ができないものになってしまいます。こうした収穫のタイミングは天候にも大きく左右されてしまいます。スケジュール通りにいかないことが多く、作業予測の立ちにくい仕事なのです。

農家さんの1年(例)

 木所さんの畑ではとても多くの種類の作物を作っていますので、ここで挙げている例はごく一部です。作物が実るまでにはたくさんの作業があります。
 まず農閑期を利用して、土作りをします。たい肥や肥料を入れて、栄養たっぷりの土でなければいい作物はできません。そして土作りとは別にポットなどに種をまいて苗を育てます。たとえばトマトは、2月に種をまいて苗を育て、4月に畑に植えます。それを育てて、収穫できるのは6月です。その4カ月の間、丁寧に育てて、生育に気を遣わなければなりません。とても手間と労力がかかります。ほかの野菜も同じように、種を植えてから収穫するまでには手間も時間もかかります。そう考えると、野菜のことをもうちょっと大切にしたくなりませんか?

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