そもそも野菜や農産物のこと、よ〜く知ってる?

 ふだん店頭で見かける野菜たち、トマトやキャベツといった野菜の名前は知っているけど、それがどんなふうにできているのかって考えたことありますか?実は野菜は食べる部位によってグループ分けされています。
「果菜類」は果実や種の部分を食べる野菜です。その中でもまたさらに分類があり、たとえばキュウリやナス、ピーマンなどは完熟していない果実を食べる野菜です。カボチャやトマトなどは完熟している果実を食べる野菜になります。
「葉菜類(または葉茎菜類)」はおもに葉や茎の部分を食べる野菜です。普通の葉を食べるホウレンソウやネギ、結球した葉を食べるハクサイやレタスのほか、茎を食べるアスパラガスやタマネギなどがあります。
「根菜類」は根の部分、または地中で大きくなった茎を食べる野菜です。サツマイモやゴボウ、ニンジンなどは根の部分を食べます。地中の茎を食べる野菜にはジャガイモやレンコンなどがあります。
 こうした食べる部分の違いによって、野菜を作っているときの畑の様子も違います。もし畑を目にする機会があったら、どんなふうに野菜がなっているのかをぜひ見てください。ふだん目にしているまち中の畑で、どんな野菜ができているのか、あれは何の野菜だろう?とチェックしてみると楽しいですよ。野菜は、売り場にあるのではなくて、畑にあるのです。

もし、畑に行ったら絶対気をつけて!

 もし畑に行くことがあったら、絶対に注意して欲しいことがあります。それは不用意に触ったりしないことです。たとえば果菜類は花が受粉して実をつけることが大事ですから、実がなっていなくても花に手を触れることは厳禁です。また地中になるジャガイモの畑では、畑を踏みつけることのないようにします。ちょっとした不注意で野菜ができなくなってしまうこともありますから、畑に入ったら農家さんの指示に従ってください。

野菜は畑でできるから畑や土をもっと知る!

 野菜は畑に種をまけばできるわけではなくて、きちんと野菜ができる土作りから始まります。良い土とは、水はけや水持ちがよくて、やわらかく空気を含み、微生物などの有機物を含んでいる土です。そのために畑を掘りおこして耕してふかふかの状態にしたり、小石などを取り除き、石灰をまいて適切なpHにしたり、たい肥や肥料を投入したりといった作業が必要になります。
 さらに野菜がしっかり根を伸ばせるように、土を盛り上げて畝(うね)を作ります。そして畑によっては、マルチシート(マルチ)というビニールのシートを張ったりします。これは雑草を防止したり、作物の保温や遮熱、乾燥などに効果があります。
 また野菜を育てるうえでは肥料も欠かせません。「肥料の三要素」と呼ばれているのは、チッソ(N)、リン酸(P)、カリウム(K)です。チッソは葉や茎の生育に、リン酸は花や実の生育に欠かせません。カリウムは根や葉を丈夫にします。野菜の生育を見ながら、肥料を追加したりするなど細かい気遣いをしながら育てているのです。
 こんなふうにたくさんの手間暇をかけて畑作りをしているからこそ、おいしい野菜ができあがるのです。